中備化工


製品紹介

海洋生分解性ストロー by FORZEASTM(フォゼアス)

海の画像
「FORZEASTM」とは、三菱ケミカル(株)の特別なポリマー技術によってデザインされた幅広い用途に使用することができるバイオマス由来の生分解性コンパウンド材料です。

海洋生分解性ストローは、「FORZEASTM」の中でも海洋生分解グレードを主原料として開発されたコンパウンド樹脂を原材料に使用されています。

近年問題視されている海洋のマイクロプラスチックの削減にも貢献する地球環境にやさしいストローであるといえます。

海洋生分解性ストローの特性

  1. 従来のポリプロピレンのストローと変わらぬ機能性を備えています
  2. 海洋及び土中における生分解性を有した樹脂を使用して製造されています
  3. 家庭用コンポストでも分解可能なグレードです
  4. 100%生分解

海洋生分解性バイオマスプラ

海洋生分解性バイオマスプラ

登録番号:No.0020

「海洋生分解性ストロー」は日本バイオプラスチック協会(JBPA)から「海洋生分解性バイオマスプラ」の認証を取得しています。

これは「海洋生分解性」かつ「バイオマス由来の原料を使用している」という両方の基準を満たす製品であるということの証明になります。


海洋生分解性プラ識別表示制度とは

プラスチックは資源循環の基本理念に則り、使用後の回収が原則ですが、それでもなお、回収システムの不備や自然災害等で意図せず環境中に漏出するプラスチックが多いのが実情です。アウトドアや海洋環境で使用する製品は、特に自然環境中に漏出するリスクが高く、その多くは最終的には海洋に集まるため、海洋環境で生分解するプラスチックの普及が海洋プラスチックごみの抑制策の一つとして期待されています。
しかしながら、海洋では陸上に比べて微生物の密度が桁違いに低く、また微生物の種類も陸上とは異なります。海洋生分解性プラ識別表示制度は、このような環境においても十分に生分解し、かつ安全性を確認したものを認定する制度です。なお、海洋生分解性プラにおいて、さらに当協会のバイオマスプラ識別表示基準(前述)を満たす製品は、「海洋生分解性バイオマスプラ」の名称とマークの使用が認められています。

「日本バイオプラスチック協会(JBPA)のホームページより転載」


取扱注意点

  • 高温多湿を避けて直射日光のあたらない場所で保管ください。
    高温多湿条件や、直射日光が当たる場所での保管は製品が劣化する原因になります
  • 半年を目処にご使用ください
    生分解性ストローは徐々に物性が低下しますのでなるべく早くご使用ください


「よくある質問」 海洋生分解性ストロー

Q1.従来のプラスチックより環境にどのようなメリットがありますか?

  • 原料の一部にバイオマス由来の原料を使用しておりバイオ度が47%あります。(計算方法:ASTM6866)
  • 生分解する為自然界に流出した際水と炭酸ガスに分解される効果が期待できます。

Q2.従来のプラスチックよりどのくらいプラスチックを削減できますか?

  • バイオマス原料を使用していますので、化石燃料の使用量の削減に貢献できます。

Q3.今までの生分解性ストローと違う点はどこですか?

  • 海水中でも最終的に微生物の力によって水とCO2に分解されるという特徴があります。
    又コンポスト条件でも従来の生分解性ストローと比較して低温での分解性に優れます。

Q4.海洋でのマイクロプラスチック問題は解決できますか?

  • 海水中で分解しますので自然界に流出した際にマイクロプラスチックとして残りにくい利点はあります。
    まずはプラスチックを自然界に流出させないことがもっとも重要と考えます。

Q5.処分方法はどうすればいいですか?

  • 基本的に自治体の規制に従ってください。
    コンポスト機に入れる場合はストローを小さく切って入れる方が分解されやすくなります。

Q6.紙ストローのように水に溶けないですか?

  • 水には溶けません。微生物が多く存在する水であったとしても数日程度の使用では問題ありません。

社長からのコメント

2018年衝撃的なカメの画像からプラスチックのごみ問題がクローズアップされてから いつかは海洋で分解するストローを世の中に送り出したいという希望は抱いていました。

弊社HPを通じて様々な材料でストローを製造してほしいという依頼がありました。しかし肉が薄く丸い形状のストローを製造するのは想像以上に難しく、化学的な条件も必要です。実際に実験したのは片手に足りないほどの件数ですが製品化には至らず、ほとんどは実験することなくお断りせざるを得ない状況でした。

そんな中、2023年から日本バイオプラスチック協会が「海洋生分解性プラ」の認証を始めたということで、三菱ケミカル(株)との取り組みが始まりました。
そして改良を経て、この度「海洋生分解性ストロー」が誕生しました。

今、盛んに海洋ごみやマイクロプラスチックの問題が取り上げられています。海洋生分解性樹脂の製品を使用すればすべて解決するわけではありませんが、少しでも問題を低減する一助となるのではと考えています。
また家庭用でのコンポスト化も可能なグレードですから、堆肥化など循環型社会に向けて貢献できる製品であると言えます。

1本のストローから地球の未来を考える、そんな存在になってほしいという思いを込めてお届けしたいと思っています。


海洋生分解性ストロー

海洋生分解性ストロー6×210

海洋生分解性ストローbyFORZEAS 6×210
名称
海洋生分解性ストロー6×210
口径
Ф6mm
長さ
210mm
ナチュラル(乳白)
備考
既製品

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生分解と植物原料

環境対策は CO2削減・枯渇原料対策・プラスチック廃棄物削減など様々なものがあり、それぞれの問題に応じた対応策が求められています。

例 ) プラスチック廃棄問題 ⇒ 生分解化
   CO2削減、枯渇原料問題 ⇒ 植物原料由来化

「生分解性プラスチック」とは

通常のプラスチックと同様に使うことができ、使用後は自然界の微生物の働きで水と二酸化炭素に分解され、自然界へと循環するプラスチックのことです。枯渇原料の使用削減に貢献し、プラスチックの使用削減にも貢献する地球にやさしい素材です。

「バイオマスプラスチック」とは

再生可能な植物などのバイオマス資源から作られるプラスチックのことです。焼却処分した場合でもバイオマスのもつカーボンニュートラル性から大気中の二酸化炭素の濃度を上昇させないという特徴があります。

「バイオプラスチック」とは

「生分解プラスチック」+「バイオマスプラスチック」の総称です。

バイオプラスチック

会社情報

2005年から『生分解性ストロー』を製造しています

会社概要

1956年 法人設立 すだれ用のパイプから飲料用ストローの製造に携わる

2005年 当社製造のPLA樹脂原料の生分解性ストローが「愛・地球博」に採用される。以来20年近く生分解性ストローの製造を手掛ける

2018年 海洋ごみの問題からプラスチックストローがクローズアップされる三菱ケミカル ( 株 ) と生分解性ストローの実験を開始

お問い合わせ先

名称
中備化工有限会社
所在地
〒714-0101 岡山県浅口市寄島町 3183-1
電 話
0865-54-3231
F A X
0865-54-3233

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