世の若い女性の間で戦国武将ブームだそうです。私など恥ずかしながら、今年の大河ドラマの主人公、「直江兼次」と聞いたとき、「いったいだれ?」と思ったのですが、2.3年前から兼次さんに注目していたという人もいるとか。
なんでも、一人の主君に「義」の精神で尽くすことに、また強い絆で結ばれた関係に憧れの気持ちを抱くんだそうです。
確かに人間関係が希薄になっている現代ですし、職場でもちょっと過ぎれば、セクハラだ、パワハラだということになれば、上司も及び腰になるでしょうし。
かといって、現実の中で、一人の夫に、ひとつの会社に、己をすてて、滅私奉公せよといわれても、私以下の年代に、それは出来るはずもありません。結局は、ないものねだりなんでしょうか。
折りしも、オバマ大統領の就任式で、アメリカは熱狂の渦の中。混迷したときこそ、人々は強いリーダーシップをもったヒーローを待ち望む気持ちが強いのは、どこの国でも同じなのだと感じました。日本では、いつ、どのタイミングでそんなヒーローが登場するのか、密かに期待しているのは私ひとりではないと思うのですが・・・。